エントリーNO.503
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ヘルダーリン詩集

解説文(「岩波文庫解説総目録」或いは、表紙より引用)

「貧しき時代に詩人であることとは」----こうした問いを胸に孤高の歩みを続けたドイツの詩人ヘルダーリン(1770-1843)。 理想と美の世界を遠望するその詩は、天上的とも言われ、どこまでも気高く、比類なく美しい。 人生半ばにして精神の均衡を失し、後半生を精神的薄明のうちに生きねばならなかった詩人の、代表作39篇を収録。

発行
岩波文庫 2002年5月16日 第1刷
訳者
川村 二郎 (かわむら じろう)  
タイトル
ヘルダーリン詩集 (ヘルダーリンししゅう)  
 
上記著作より、本文書き出し1ページを引用

    ギリシャ----St.に

プラタナスの樹かげ
花々を縫ってケピソスの流れはさざめき
若者たちは栄誉を夢み
ソクラテスは人の心をとりこにし
アスパシアはミルテの繁みをさまよい
友愛の朗らかな叫びは
かしましい広場からひびきわたり
わがプラトンは数々の楽園を作りなし

祝祭の歌は春をにぎわせ
霊感の奔流は


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