解説文(「岩波文庫解説総目録」より引用) 明治4年、岩倉使節団は新たな統一国家創出の意欲に燃えて米欧12ヵ国歴訪の旅へ出る。 建国100年のアメリカ、貿易・工業立国の「島国」イギリス、パリ・コンミュン1年後のパリ、 ビスマルク治下のプロイセン等。 書記官として随行した久米(1839-1931)の貪婪で精彩に富んだ筆は、議会から牢獄、黒人街、 ジャーナリズム、手話点字、花街にまで及ぶ。