エントリーNO.463
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夜のガスパール

解説文(「岩波文庫解説総目録」或いは、表紙より引用)

深い闇の彼方から現れては消えてゆく幻想の数々・・・。 ベルトラン(1807-41)は、貧困と不幸に苛まれながら、「散文詩」という新しい様式を創造し、 幽玄な美しさに満ちた芸術至上主義的な詩を残した。 ラヴェルによる同名のピアノ曲の題材としても知られる。

発行
岩波文庫 1991年11月18日 第1刷
著者名
アロイジウス・ベルトラン  
タイトル
夜のガスパール (よるのガスパール)  
 
上記著作より、本文書き出し1ページを引用

    夜のガスパール
      レンブラント、カロー風の幻想曲

友よ、君は覚えているか、コローニュへ行く道の途中、
あれは日曜日だった、ブルゴーニュの都、ディジョンの町で、
鐘楼や教会の列柱、尖塔を、
裏庭に並ぶ古い家々を、見に行ったことを。
               サント=ブーヴ『慰め』

ゴチック式の 物見櫓(ものみやぐら)
ゴチック式の尖塔、
遥かな空に (そび) える
あれがディジョンだ。
他の土地とは比べようも無い
町の陽気な 葡萄棚(ぶどうだな)
かつてはその鐘楼も


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