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エントリーNO.387
岩波文庫を1ページ読書
ザ・フェデラリスト

解説文(「岩波文庫解説総目録」或いは、表紙より引用)

世論に訴えて連邦憲法案の批准を確保するべく執筆された論文集。 およそ政治の根底にある権力の必要性と危険性との緊張関係を鋭く把握し、 権力と自由との均衡をいかに確保するかを説く、アメリカ政治思想上第一の古典。

発行
岩波文庫 1999年2月16日 第1刷
著者名
A.ハミルトン・J.ジェイ・J.マディソン  
タイトル
ザ・フェデラリスト  
 
上記著作より、本文書き出し1ページを引用

    第一篇 序論---論述の目的と性格
                     ハミルトン
ニューヨーク邦の皆さんへ。
 諸君は、現存する連合政府がいかに役に立たないものであるかを痛いほど経験してきたが、 今ここに、アメリカ合衆国の新憲法案について審議するよう求められている。 この問題はいうまでもなく実に重要であり、その結果には、ほかならぬわが 連邦(ユニオン) の存立そのもの、 これを構成している諸部分の安全と福祉、多くの点で世界の関心を引いているこの帝国〔アメリカ〕の命運がかかっている。 はたして人間の社会は熟慮と選択とを通じてよき政府を確立することができるのかどうか、 あるいは人間の社会はその政治構造の決定を偶然と暴力とに永久に委ねざるをえないものなのか、 という重大問題の決定が、このアメリカの人びとの行動と実例とにかかっていることは、すでにしばしば指摘されているとおりである。 もしその指摘が正しいとすれば、今日われわれの当面している危機こそ、まさしくその決定をなすべき時が到来していることを示すものであろう。


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