エントリーNO.264
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ギリシア・ローマ名言集

解説文(「岩波文庫解説総目録」より引用)

カエサルが「賽は投げられた」と言ってルビコン川を渡ったというのは有名だが、 彼は実はこう言ったのだという----「賽を投げろ」。 ギリシア・ローマの名句から三三七句を選び、編者が自在に語る。 見出しでさがして拾い読みしても、通読しても楽しめる一冊。

発行
岩波文庫 2003年1月16日 第1刷
編者
柳沼 重剛 (やぎぬま しげたけ)  
タイトル
ギリシア・ローマ名言集 (ギリシア・ローマめいげんしゅう)  
 
上記著作より、本文書き出し1ページを引用

    ギリシアの部
 『あい』
 1 わたしは憎しみ合うように生まれついてはおりません。愛し合うだけです。
                  ソポクレス『アンティゴネ』523
 オイディプスの二人の息子エテオクレスとポリュネイケスがテーバイの王位を争い、 ポリュネイケスはいったん国を出て、あらためてアルゴスの支援を受けてテーバイを攻め、 その城門でエテオクレスと戦って相討ちで果てる。 そのとき、彼らの叔父で今やテーバイ王となっているクレオンが、「エテオクレスは祖国のために戦って死んだゆえに手厚く葬れ、 だがポリュネイケスは、祖国に刃を向けたのであるゆえに、葬ることはまかりならぬ。野に捨ておけ」と命じたのに対して、 この二人の妹アンティゴネが、クレオンに向かって言い放つ言葉、国の掟を主張するクレオンと、 血を分けた兄妹の情と神の掟を主張するアンティゴネの悲劇的対立の出発点となる。
(サイト管理人 注 名言のギリシア語表現を省略)


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