エントリーNO.182
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三文オペラ

解説文(「岩波文庫解説総目録」より引用)

俗臭に満ちた登場人物たちが繰り広げる一大茶番劇。 悪党が恩赦によって処刑寸前で唐突に救われるという皮肉たっぷりの結末は、 いかにも「叙事的演劇」を唱えたブレヒト(1898-1956)らしい。 劇中に挿入された多数のソングは、クルト・ヴァイルによって作曲され、 その魅力と相俟って最もポピュラーな作品となった。新訳。

発行
岩波文庫 2006年1月17日 第1刷
著者名
ブレヒト  
タイトル
三文オペラ (さんもんオペラ)  
 
上記著作より、本文書き出し1ページを引用

 序幕
メッキー・メッサ( 匕首(どす) のメッキー)の 殺人物語大道歌(モ リ タ ー ト)
ソーホーの (とし) (いち) 。 乞食たちは乞食をし、泥棒たちは盗みを働いている。 娼婦(しょうふ) たちは売春をしている。 殺人物語大道歌の歌手は、殺人物語大道歌をうたっている。

こいつは (さめ) だ、すごい歯を
(つら) から (むき) 出す
だがメッキースは、奴の 匕首(どす)
人には見せやしねえ


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