エントリーNO.143
岩波文庫を1ページ読書

解説文(「岩波文庫解説総目録」より引用)

罪を犯して神から追放を受けた人類とその人類に対する神の救いが聖書全体をつらぬく問題であるとすれば、 旧約巻頭のこの書こそ、その問題への出発点である。天地の創造、人類のはじまり、 楽園追放、ノアの洪水、その子孫の増加、そしてイスラエル民族の祖先たちの罪と罰の記録。つぎつぎに壮大な神と人類の物語が展開されてゆく。

発行
岩波文庫 2010年4月26日 第81刷
訳者
関根 正雄 (せきね まさお)  
タイトル
旧約聖書 創世記 (きゅうやくせいしょ そうせいき)  
 
上記著作より、本文書き出し1ページを引用

  一 創造
    イ 祭司資料の創造記(一ノ一 - 二ノ四前半)
 第一章 始めに神が天地を創造された。地は混沌としていた。 暗黒(やみ) が原始の海の表面にあり、 神の霊風が大水の表面に吹きまくっていたが、神が、「光あれよ」と言われると、光が出来た。 神は光を見てよしとされた。神は光と暗黒との混合を分け、神は光を昼と呼び、暗黒を夜と呼ばれた。 こうして夕あり、また朝があった。以上が最初の一日である。
 そこで神が、「大水の間に一つの大空が出来て、大水と大水の間を分けよ」と言われると、 そのようになった。神は大空を造り、大空の下の大水と大空の上の大水とを分けられた。
 神は大空を天と呼ばれた。神はそれを見てよしとされた。こうして夕あり、また朝があった。以上が第二日である。


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