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エントリーNO.88
岩波文庫を1ページ読書

           解説文(「岩波文庫解説総目録」より引用)
シェイクスピア(1564-1616)初期の代表的恋愛悲劇。 舞台は中世イタリアのヴェローナ市。 宿敵どうしの名家に生まれた若者が知り合い、恋し合い、結ばれ、 そして数日後には無残な死をむかえる。
----この悲劇が今もひとの心をうつのは、愛と死と運命という命題を扱って或る普遍的な、 人間的な経験に達しているからであろう。 「ウエスト・サイド物語」は構想をこの作品から得ている。

発行
 岩波文庫 2008年9月25日 第34刷
著者名
 シェイクスピア
タイトル
 ロミオとジューリエット
                    上記著作より、本文書き出し1ページを引用

    口 上
  口上役登場
口上役(コーラス)   同じような声望を享受していた二つの名門が、
 この劇の舞台、つまり美しいヴェローナにありました。
 昔からの両家の確執が今さらのように息を吹きかえし、
 平和な市民の血を流すすごい暴力 沙汰(ざた) と相成りました。
 事もあろうに、この (いが) み合う両家から生まれ出たのが、
 お互いに恋し合う二人の男女、誠に不運な星の下に生まれついたもの。
 この恋人たちの前途には見るも無残な破滅の道が横たわり、
 はては死が待ちうけ、その死と共にやっと親たちの争いも葬られる始末。
 死の影に (おび) えとおした二人の恋の一部始終、そしてまた、
 愛する子供たちの非業の最期がなければ、
 いつ止むとも知れなかった親たちの 怨恨(うらみ) の一部始終、

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