解説文(「岩波文庫解説総目録」より引用)
中唐の詩人柳宗元は、政治改革を主導した廉で南方の僻遠の地に左遷される。 蹉跌に懊悩する心を鎮めてくれたのは、貶謫の地の自然だった。 山水に心を癒し、花木の美に己れの吟持を重ねる。稀有な詩人は窮境を乗り越え、 ついに人間の真実に至る。魂の遍歴を綴る詩篇。